排便障害・骨盤底筋の衰えに対して有効なトレーニング体操骨盤底筋リハビリテーション療法について
骨盤底筋のリハビリテーションは、便失禁や便秘の要因である衰えた骨盤底筋を鍛えるトレーニンングを行うことで排便機能を良くすることを目的とした治療方法です。特に健康寿命を一日でも長く維持し、愉しく人生を過ごしていただきたいと願っての普段から取り組むトレーニングであると私は考えています。
この治療方法は診療ガイドラインでも有用とされ、便秘や便漏れの治療でもリハビリテーション療法の有効性は7割とされています。
私が考える理想のトレーニング方法は、病院にきていただいてトレーニング方法を我々専門の医師・看護師・理学療法士から直接指導をうけ習得し、自宅でトレーニングを継続していただくという流れです。病院での訓練時には患者さんによりわかりやすくトレーニング方法を理解していただくため特殊な機器を使用マンツーマンで専門の理学療法士・看護師が指導します。自宅ではそれを個々人の状況に応じたトレーニングメニューを作成しこなしていただきます。そして上達具合を定期的な受診の際に我々が確認します。
このトレーニングを約半年間受けていただくことで今まで便が漏れて困っていたけど漏れなくなったり、長年の便秘から解放された方も多くおられます。